とってんとっと

スペシャルニーズな子育てしながら放送大学で学ぶblogです。

遠隔学習のためのパソコン活用(’17)/2020年度前期

【遠隔学習のためのパソコン活用(’17)】

仕事でパソコンを使っていた事もあり、必修の基礎科目単位を何とか取りたくて履修。

この科目、普通にパソコン使う仕事してる/してた人には易しい内容だと思います。勉強になったのは、放送大学での学び方の方が大きかったですね~。
図書館の利用の仕方とか、学内システムのこと(内容が古くなっている部分もありましたが)とか、放送大学生としての必要な知識を初学期に学べたのが良かったです。図書館の回の後に、放送大学図書館から取り寄せで本を借りてみたりしましたよ!

放送授業では、長瀬さんと朝比奈さんのちょっとのんびりしたキャラクターに和みました。登場する先生も穏やかでほっとする感じで安心できます。
長瀬さんと朝比奈さんは放送授業の上での役だそうですが、演者のおふたりがパソコンに慣れない放送大学生を等身大で演じてられてて、役者さんってすごいと思いました。

印刷教材は主に理解の確認のために使いました。PC使ってると、解っているようで解ってないって部分がありがちですよね。常日頃使ってて用途は満たせてるんだけど、よく考えたらそれって?みたいなところです。そういう「解ってるつもり」を解消していく目的で読んでました。

第9回からのMicrosoft Officeの各アプリケーションの使い方については、使ったことが無い方は実際に操作してみた方が良さそうです。試験で出たexcelの部分、これは実際に使ったことがないとなかなかだと思います。あと、油断せず放送授業はきちんと全部見た方がいいと思います!

 

・特に印象に残っている回

第7回
レポートを書くための図書館の利用についてでしたが、文献の探し方を尋ねてみたり、人の力を借りて能動的に利用していく部分に興味を惹かれました。場所と目的が違う図書館が出てきたのも面白かったです。
普段ついスマホやパソコンで調べがちなんですが、図書館でじっくり調べものがしてみたくなる回でした。

第15回
結構長く長瀬さんと朝比奈さんがレポートを書く姿を追っていたので、ふたりがそれをプレゼンテーションする姿にオオ~っとなりました(笑)内容もしっかり調べられていて面白かったです。
私は人前で発表することが苦手なので、第13回以降でプレゼンテーションにおける姿勢や技法について意識できたのは良かったです。

 

履修結果

履修結果:合格

履修おすすめ度:初年度の初学期に!
学習のしやすさ:Microsoft Officeがあると進めやすい
難易度:PCに慣れてる人には易しい
(※個人の感想です)

日本語リテラシー(’16)/2020年度前期

【日本語リテラシー(’16)】

多分多くの人が履修していると思われる、この科目。
基礎科目の必修14単位を満たすことを考えた上で、レポートを書くために日本語の文章に関して学んでおくのは有用だろうと思って履修しました。
正直に言って、基礎科目とは言え理系科目についていける気がしなくて、選べる科目が少なかったというのもあります…。

という感じで少々控え目な履修動機でしたが、この教科、履修して凄く良かったです。
毎回きちっと勉強になって、面白い。
それに入学したての学生にとって、とっつきやすいという部分も有難いものでした。
以下、感想をぼちぼちと。

放送授業は、わかりやすい言葉で丁寧にやさしく教えて下さる滝浦先生と、ほんわかしたキャラクター達の相性が抜群だったと思います。Eテレ感あふれるマー君とことのはちゃんの存在は大きかったですね。
小コーナーも興味をひくもので面白かったですし、まるっと45分疲労を感じずに楽しく学べました。
滝浦先生のお召し物が、毎回違ってそれぞれおしゃれなのも注目ですよ。

印刷教材もスルスルと読み進められる文章で、解りやすく学びやすく、かつ要点も強調されていて、これを読むだけでも楽しく勉強できるものになっていると思います。
後半は論理を学ぶ章が多いのですが、親しみやすい題材で心のハードルを下げ、終始できるだけ平易な言葉で説明をして下さっています。この教材を読んでいて、ちょっと待って何言ってるかわからない的な読み滑りは無いのではないでしょうか。
ここまでしていただいて単位を落とすなんて、絶対できないぞと思いましたね。

 

・特に印象に残っている回

第3回
普段当たり前のように使っている、ひらがな、カタカナ、漢字の使い方に関する回。
 わかりすぎるが嘘はない和語
 立派で正しそうな漢語
 かっこよくてわからないカタカナ
なるほどと思いましたね~。
私は語彙の細かな意味合いにこだわってしまう方なので、意味が広くなりがちな和語より、限定的でブレにくい漢語を多用する傾向にあるのですが、この回を視てから言葉を受け取る側の印象にも配慮しなくてはいけないなと思いました。立派で正しそうと思われたくはないですからね…。

第10回
文章が論理的に正しいとはどういうことか、ということを学ぶ回でした。
命題に対して「裏」「逆」「対偶」があり、命題に対してそれぞれどう働くのか。
こういう事を整理して考えると、数学を学んでるような感覚もあり面白かったです。普段感覚的に使っている言葉の論理がこんな風に明らかになるなんて、面白いですよね。
放送授業では触れられていませんでしたが、印刷教材の「禿善説」が相当面白くて、家人にも見せて一緒にニヤニヤしてました。

 

履修結果

履修結果:合格

履修おすすめ度:取らなきゃ損
学習のしやすさ:楽しく学べました
難易度:油断せず放送授業も印刷教材もきちんとやれば大丈夫
(※個人の感想です)

放送大学に入学した理由

放送大学は大人のための通信制大学という印象がありますが、私ももれなく大人です。しかもいい歳の大人です。
そのいい歳の大人が、手のかかる子どももふたりいる中で、なぜ放送大学に入学しようと思ったのか。

それは、障害のある子どもを育てながら生きていくのに、この先それに関わる心理と福祉の知識が自分にとって必要だと思ったからです。

ブログ紹介のところでも書いていますが、我が家は

長男→普通学級に在籍する、知的な遅れのない発達障害。ちょっと昔で言う高機能自閉症で言葉の理解に難があり、刺激も受けやすく色々大変。学校での勉強等々に対して家庭でのフォローが必須中の必須。かつては通級に通っていた(2020年卒級)。

次男→療育手帳A所持の重度知的障害。それに加え睡眠障害、さらには多動かつ強度の行動障害で、地面にヘドバン的自傷や服噛みからの破衣、雑草の食べ歩きなど、一瞬たりとも目を離せない危険児。大変すぎて何が大変かもわからないレベル。発語無し。

という子どもたちで、妊娠中にうっすら学んでいた育児とはまるでかけ離れた生活が眼前にあったのです。

このあたりの話は別の機会に書くと思いますが、療育や通級やそれこそ日々の生活の中でも、よく知らない&わけがわからない事ばかりで…。一体どうなっているのと思いながら何年も必死の子育てをしていました。
そのような中、必死に情報を収集し我が子に対する理解と手立てを模索している時に、心理学と福祉の知識の必要性を実感し、体系立てて学んでみようと思ったのです。
自らの理解が無いと何も選び取る事が出来ない私にとって、障害に関わる知識を深めることは必要不可欠でした。

そういうわけで、心理学と福祉に関する事が学べるところを探していたのですが…。

いやー、有難いですね放送大学

心理学と福祉関係の講義が充実していて、その上受験勉強をせずに入学出来て、入学金を除いてはその学期に登録する分だけ学費を納めればいいなんて。神か仏ですかと。
今からまた大学生やるの…?という気持ちもちょっとはありましたが、学びたいことが沢山あるので、編入や選科履修生ではなく全科履修生で出願、現在に至ります。

私はこのような動機で入学しましたが、放送大学で学ばれている方はどのような理由があるのでしょうね…?
同級生と会うことが無い中、ふとそんなことを思ったりしています。