とってんとっと

スペシャルニーズな子育てしながら放送大学で学ぶblogです。

日本語リテラシー(’16)/2020年度前期

【日本語リテラシー(’16)】

多分多くの人が履修していると思われる、この科目。
基礎科目の必修14単位を満たすことを考えた上で、レポートを書くために日本語の文章に関して学んでおくのは有用だろうと思って履修しました。
正直に言って、基礎科目とは言え理系科目についていける気がしなくて、選べる科目が少なかったというのもあります…。

という感じで少々控え目な履修動機でしたが、この教科、履修して凄く良かったです。
毎回きちっと勉強になって、面白い。
それに入学したての学生にとって、とっつきやすいという部分も有難いものでした。
以下、感想をぼちぼちと。

放送授業は、わかりやすい言葉で丁寧にやさしく教えて下さる滝浦先生と、ほんわかしたキャラクター達の相性が抜群だったと思います。Eテレ感あふれるマー君とことのはちゃんの存在は大きかったですね。
小コーナーも興味をひくもので面白かったですし、まるっと45分疲労を感じずに楽しく学べました。
滝浦先生のお召し物が、毎回違ってそれぞれおしゃれなのも注目ですよ。

印刷教材もスルスルと読み進められる文章で、解りやすく学びやすく、かつ要点も強調されていて、これを読むだけでも楽しく勉強できるものになっていると思います。
後半は論理を学ぶ章が多いのですが、親しみやすい題材で心のハードルを下げ、終始できるだけ平易な言葉で説明をして下さっています。この教材を読んでいて、ちょっと待って何言ってるかわからない的な読み滑りは無いのではないでしょうか。
ここまでしていただいて単位を落とすなんて、絶対できないぞと思いましたね。

 

・特に印象に残っている回

第3回
普段当たり前のように使っている、ひらがな、カタカナ、漢字の使い方に関する回。
 わかりすぎるが嘘はない和語
 立派で正しそうな漢語
 かっこよくてわからないカタカナ
なるほどと思いましたね~。
私は語彙の細かな意味合いにこだわってしまう方なので、意味が広くなりがちな和語より、限定的でブレにくい漢語を多用する傾向にあるのですが、この回を視てから言葉を受け取る側の印象にも配慮しなくてはいけないなと思いました。立派で正しそうと思われたくはないですからね…。

第10回
文章が論理的に正しいとはどういうことか、ということを学ぶ回でした。
命題に対して「裏」「逆」「対偶」があり、命題に対してそれぞれどう働くのか。
こういう事を整理して考えると、数学を学んでるような感覚もあり面白かったです。普段感覚的に使っている言葉の論理がこんな風に明らかになるなんて、面白いですよね。
放送授業では触れられていませんでしたが、印刷教材の「禿善説」が相当面白くて、家人にも見せて一緒にニヤニヤしてました。

 

履修結果

履修結果:合格

履修おすすめ度:取らなきゃ損
学習のしやすさ:楽しく学べました
難易度:油断せず放送授業も印刷教材もきちんとやれば大丈夫
(※個人の感想です)