とってんとっと

スペシャルニーズな子育てしながら放送大学で学ぶblogです。

運動と健康(’18) /2020年度後期

【運動と健康(’18)】

今後メンタルヘルスや脳の機能について学びたかったので、体のことを知っておくのは大事だな!と思い履修した科目。
最初からものすごく人体構造でした…!
初回から「えっ?」と思うくらい人体の仕組みを学習するようになっています。ナトリウムーカリウムポンプとか聞いたことないような事がゾロゾロ出てきて、印刷教材を見て血の気が引きました。これはハードル高いかも?って思いましたね…。

ただ、印刷教材だけ読むと難解に感じたんですが、放送授業を併せて視聴するときちんと理解できるようになっているように感じます。模型を使った説明は解りやすかったですし、聞き手の岩田さんと先生のやりとりは自然に理解を促してくれました。
実際、印刷教材をざっと読んで解らない所は一旦そのまま→放送授業を見ながら印刷教材に適宜書き込み、という風に学習を進めたんですが、最後に印刷教材をもう一回読むと通して理解できていました。印刷教材に載っていない図表や補足も放送で出てきたので、視聴しながら結構書いたと思います。

この科目は多分まとめて読んでまとめて視聴するより、1回ごとに予習と視聴をセットにして、印刷教材と放送授業を統合していく感じで学習した方が進めやすい気がしますね~。覚えることも多いので、1回ごとに時間はかかりますが、各回きちんと理解に落としていくのが重要かなって思います。
前半で人体の働きの基礎になる部分を学んで、後半はそれをベースに実践的なことを学ぶ感じだったので、私は頑張りどころは前半でした。

と、このように油断できない科目でしたが、普段の生活に活かせる内容でありつつ、栄養や遺伝といった興味のある部分の知識も深められて、頑張って良かったなと思います。基盤科目の必修分も取れて嬉しいです。
あと、聞き手の岩田さんが親しみやすくて可愛くて素敵でした。基盤科目の番組造りは、こういうところが抜かりないなぁと舌を巻きますね!今日はしんどいから勉強やめとくかーって思っても、とりあえず岩田さんの顔を見に行こうって椅子に座るという(笑)

・特に印象に残っている回

第2回
ミオシンフィラメントの所でクールビューティーな関根先生がミオシンを「豆もやし」と仰っていて、とても心が安らぎました。第1回からすごく人体で細胞でへこたれてたので、突然の豆もやしに癒されました…。


履修結果:合格
履修おすすめ度:生物が辛かった方はしんどいかも
学習のしやすさ:各回毎にきっちりやった方が良さそう
難易度:易しくはない

2020年度後期授業を終えて

久しぶりの更新です。後期授業で完全に燃え尽きてました…。

後期は欲が出て15単位も登録したんですが、これが裏目に出てですね…。
学期中子どもの怪我や諸々のアクシデントで、勉強がちっとも捗らず本当に難儀しました。
なんと試験期間までに放送授業5科目とも15回まで辿りつけなかったんですよ。12回までしか終わってないのに試験に突入した科目もあって、こんな状態で臨むのかと涙出そうでしたね。何とか単位は取得できましたが、正直再試験覚悟でした。
社会人が大学で学ぶ難しさって、仕事や家庭との両立、それに不測の事態で思うように勉強が進められない事の二点が大きいなぁと実感しました。専業の学生時代は贅沢な環境でしたね、本当に。

ただ、苦労した分、今後の放送大学での学習の進め方を自分なりに少しは掴めたような気がします。
前期までのやり方では効率的に学習が進められないと気付いてやり方を変えたり、モチベーションを維持できるような学習計画に変えてみたり、ジタバタして解ったこともありました。
放送大学初年度は計26単位取得しましたが、それ以上に得たものがあると感じています。

来期もしっかり登録したので、今年学んだことを活かして楽しく学習していきたいと思います!

稲村先生に癒される毎日

後期の放送授業が手ごわくて、はっきり言って難航しています…。

運動と健康(’18) :高校の生物みたいな感じかと思ったら甘かった。
特別支援教育総論(’19) :解りやすいけど字幕がないのが厳しい。
心理学概論(’18) :毎回覚えることが沢山で…。
発達心理学概論(’17) :上に同じ。
臨床心理学概論(’20) :上に同じ。字幕をですね、、

どれも面白いんですけど、毎回結構なボリュームで!ヒーヒー言ってます…。
6年くらいで卒業したいので放送科目は半期で5科目くらい取っていこうって計算なんですが、決して楽勝じゃなかった前期より格段にハードです。
特に、耳が鈍いもので字幕のない科目がまー大変で。
臨床心理学概論、この科目は是非字幕を付けてほしかった科目です。

そんな中、オンライン科目の博物館で学ぶ文化人類学の基礎(’20) が輝いてますよ!
オンライン科目は選択の幅が狭く感じるんですけど、「何となく面白そう?」って感じで履修した博物館ーがすごーくいいです。
最初は1回分まとめて視聴して、メモ取るのに手が痛くなって半泣きだったんですけど、毎日ちょっとずつやる方式に変えてから本当に楽しみで。
文化人類学って未知の領域なんですが、稲村先生が色んな資料と共に毎回解りやすく教えて下さって、しみじみ楽しい感じです。昔の人めっちゃアザラシ活用してる!なんて思いながら楽しく視聴してます。
それに稲村先生のお話のされ方が優しい感じで、ほっとしてしまいますね~。ずっと聴いていたくなります。
放送授業で苦戦してる分、毎日楽しくコツコツやってる博物館ーが着実に進んでいるのに救われてる気持ちです。
んー、通信課題の提出も近いし、放送授業も頑張って追いつかなくては…!

子育て支援-法と政策を学ぶ(’20) /2020年度前期

子育て支援-法と政策を学ぶ(’20)】

我が家では、子どもふたりともそれぞれ手助けを受けながらの子育てなので、どんな法制度を元に支援を受けているのかきちんと理解したくて受講しました。

最初に児童発達支援を利用したのはもう4,5年前なんですが、頂いた受給者証が何なのか、何の手続きをしたのかサッパリ理解してなかったんですよね。
更に次男氏はもう一つ受給者証が増え、最初の受給者証で受けられるサービスと似てるけど違ってこれまたよくわからない。
だいぶ経ってから、それぞれ児童福祉法と障害者総合支援法、全然違うやつじゃないのー!って解り、勉強の必要を感じたのでした。

そういうわけで、受講して良かったです!
保育園とか障害関係とか身近なことが多くて学習しやすかったですし、受講の目的も果たせて満足でした。

この学期唯一にしてはじめてのオンライン授業だったんですが、放送授業と進め方が違って最初はちょっと戸惑いました。でも、その回そのパートごとに小テストで理解度を確認しながら進めていく方法は、解りやすくて良かったです。
欲を言えば、オンライン授業全てそうなんだと思いますが、登録学期以外でも学習を振り返れるようになってたら嬉しいですね。当該学期以外は視聴できないって知らなくて、取ったメモの字の汚さを恨みました…(涙)
(追記:復習用として登録学期以外でも視聴できるようになりましたね。良かった!)

・特に印象に残っている回

第8回
レポート用の資料にノックアウトされました…。
ページ数が多めだったのは特に問題なかったです。読めば済むので。只々内容がしんどくて、何度も途中で止めて気を取り直してまた読んでを繰り返しました。読み終えて色んな思いが錯綜し、またちょっと感情的にもなってしまい、それがレポートにも多分出てしまっただろうなぁと思います。
でも、精読して考えてそれを文字にする中で、本当に深々と考えさせられ、とても勉強というか経験になった気がします。山ほど思うことがあり、とてもじゃないけど字数が足りませんでした。力を試されました、色んな意味で。

 

履修結果

履修結果:合格

履修おすすめ度:子どもに関わる方に
学習のしやすさ:条文確認結構あります。視聴メモ必須でした。
難易度:特A取りたい人は最後のレポートに気合い必要。
(※個人の感想です)

心理と教育へのいざない(’18) /2020年度前期

【心理と教育へのいざない(’18)】

2020年度前期の本命科目。何しろこれと先人たちをクリアしないと心理学概論に進めないもので、この2科目は絶対やりきるつもりで頑張りました。

印刷教材を見た感じでは興味のある部分が中盤辺りからだったので、いまひとつ興味が薄い序盤が乗り切れるかが心配だったんですが、いざ始まると面白くなりほっとしました。実をいうと、教育分野の方への意識はだいぶ低かったんですよね…。
興味がありそうって思ったところも、期待に違わず面白かったです!
学びたいことが何の科目で学べるのかを確認するって大切ですね。自分の中に重要な指針ができた科目でした。

毎回かわるがわる沢山の先生が講義をされるので、カラーはその分だけ様々な印象でした。どの先生方もその先の科目に繋がる先生方なので、この先生はこんな感じなんだなって知ることができたのも良かったです。

これを書いている今は2020年度後期の学習中ですが、この科目を丁寧に勉強して大正解でした。しっかりやっておくと後の科目が全然違うなって実感してます。

 

・特に印象に残っている回

第3回
実は、目次見たときに「うへぇ、行政関係かぁ…」って思ったんです。最初の学生時代、行政関係の授業苦手だったんですよね。
でもこの回すごく面白くて。戦後教育行政のところで、戦前から現代まで歴史を踏まえて追っていくんですが、無茶苦茶解りやすい上にドキュメンタリー系のドラマを見てるような感覚もあってがっつり聞けました。
更に、テキスト量が多いにも関わらずそれを網羅して、かつ載ってない事も尺の限りお話になる先生の熱さ!付いていくのすんごく疲れましたけど、聞き終わった時何だか爽快でした。濃い回でしたね~。

第6回
教育心理学という言葉からは想像してなかった内容でした。この回を学習して、長男の独特の認知の形について理解が進む部分があり、目から鱗すぎました。短期記憶とスキーマの部分で「えーっ、そういう事なの!?」って思う人沢山いると思います…。WISCⅣとかK-ABCⅡをやった事がある発達障害の子の親は、この回とても参考になるはずです。(なりました)

第8回&第9回
いやー、人の感じ方なんてほんとにあてにならないんですね。我々の認識してる世界ってだいぶ脳にいい様にされてるんですね。面白いです。期待感の高かった二つの回でしたが、予想を裏切らず面白くて早く先に進みたくなってしまいました。
第9回の病態的知覚現象の所が興味ありすぎるんですが、この部分って何で学習できるんでしょう。臨床心理学の一分野との事ですが…。むむ。

 

履修結果

履修結果:合格

履修おすすめ度:心理と教育コースの人は外せません
学習のしやすさ:ざっくりとでも予習した方がよさそう
難易度:毎回しっかりやれば大丈夫そう
(※個人の感想です)

発達科学の先人たち(’16) /2020年度前期

【発達科学の先人たち(’16)】

最初に印刷教材をぱらぱらっとめくった感じでは、興味を持てそうな先人ばかりではなかったのですが、どの回も面白くて学習が捗りました。下の方で特に印象に残った回を書いていますが、すべての回が印象に残っています。

何人かの先生と利き手の二宮朋子さんによって毎回進められるこの講義。
先生の話が聞きやすく解りやすかったのは勿論ですが、二宮さんが受講者視点で色々と尋ねて下さって、そこから理解につながる事が導かれることが多く有難かったです。それに二宮さん、とっても感じが良くてお声を聴くのが毎回楽しみでした。

取り上げられた先人たちは毎回、どこで生まれどのように育ったのかという部分から始まるんですが、私にはそこが凄くとっつきやすかったです。
生い立ちに続いて著作の内容に触れ、その他の著作や功績、顛末について語られますが、その先人がどんな背景を持っていたのかが深く関わる事が多いんですね。
この人はこんな生まれで育ちだったからこのようなものが生まれ、結果こうなった、とひとつのストーリーで理解できて、頭に入ってきやすかったです。他の先人との関連も追いやすいと感じました。

履修し終えましたが、この切り口で知りたい先人が沢山います。続・発達科学の先人たちとかあったらいいのにな。

 

・特に印象に残っている回

第2回
最初に紹介される先人、アリストテレスの回。
毎回教材を一通り読んでから放送授業に臨んでいるのですが、アリストテレスが生み出した独自の言葉が出てきたりして、読んだ限りではきちんと理解できるか不安だったんです。「形相?えっ何どういうこと?」って何度かその部分を読んでみたり…。
でも、この回担当の森先生が明るい雰囲気ですごく解りやすく説明して下さって、とってもスッキリしました。形相の事が書いてあるページの下に、私しっかりと椅子の絵を描いています(笑)不安から入った回だったので、印象深いですね。

第11回
学期が始まる前に印刷教材を読んで、一番興味を持って臨んだハリー・ハーロウの回。
細かに記された実験の詳細から、当時の動物による実験の姿がありありと解ってとても興味深かったです。 「怪物のような母親模型」を使った実験などは現代の倫理観覚からすると残酷に感じられる気がしますが、愛着形成などがまだよく解っていなかったその時代に、アカゲザルを通して愛情の仕組を真摯に探ろうとしたハーロウを批判する気持ちにはなれませんでした。
この講義からハーロウの事がもっと知りたくなって、大学の図書館から彼に関する本を取り寄せたり、「愛のなりたち」を古書店で買って読んだりしたんですが、何だか胸を打たれましたね。人間らしさを捨てた冷徹な研究者とかでは、本当に全然ないんですよ。
ハーロウの実験の一部は、Youtubeに上がっている当時のテレビ番組でみることができるのですが、ハーロウ自身も出演していて、どんな風にアカゲザルたちと過ごしていたのか少しだけ垣間見ることができます。
その時代をひたむきに生きた研究者の事を知ることができて、本当に良かったと思う回でした。

 

履修結果

履修結果:合格

履修おすすめ度:心理と教育コース以外の方もぜひ
学習のしやすさ:進めやすいと思います
難易度:難しくはなかったけど、興味を持って学習できたかによりそう
(※個人の感想です)

英語事始め(’17) /2020年度前期

【英語事始め(’17)】

義務教育から大学の必修語学まで英語を学びましたが、正直やらないといけないからやるという以上でも以下でもありませんでした。能動的に学ぶほどの興味を持てなかったので、学生時代は英語はちょっと苦手で面倒でした。
仕事を始めてから英語が必要な部分もあったんですが、そこそこ読めて電話が取り次げればいいという感じだったので、学生時代以上の発展はなく。
放送大学での履修も、語学は必ず2単位は取らないといけないらしいという事で履修しました。

学び終わって思ったんですが、この内容高校生くらいの時に知りたかったです。
学生時代、教科書に沿って文法メインに学習していて、それをある程度理解はしたけど異言語の感覚って全然掴めなかったんですよね。それがここに来て「あれ?これってそういう感じだったんだ!」と感覚的にしっくりくるところが随所にあって。
それは勿論、基本的な文法を数年間学んだ事がベースとしてあるわけですが、それまでの学習で得た材料を統合するとでもいうのでしょうか。ばらけて持っていた英語の知識を持ちやすい形で自分の中に収めることができる、そんな印象でした。まさにこの教科の狙い通りなんだと思います。

何とか時間を捻出しながらやっと終えられた学習でしたが、もっとじっくりやってみたかった教科です。佐藤先生と大橋先生、ロビンス先生の気さくで軽快な掛け合い、毎回違った英語の曲、想像外に楽しい英語の時間でした。

 

・特に印象に残っている回

第5回
ネクサスって概念、学び落としていたのか忘れてるのか解りませんが、はじめて理解したように思います。初学者だった時に、単語それぞれに注目しすぎていたのでしょうか。まとまりとして捉えるという感覚があると、理解しやすさってこんなにも変わるんだって驚きました。

第7回
haveって「持つ」じゃなくて「ある」なんですね。なんでhaveなのと思ってたところがスッキリ解決して驚いてしまいました。この「ある」という理解をすると、haveは完了形だから云々みたいに考えずに、もっと自然にその文が描く像が汲み取れるようになるんですね。佐藤先生は英語が苦手な人の事を本当に解っていらっしゃるんだなって感じた回でした。

 

履修結果

履修結果:合格

履修おすすめ度:英語が何となく苦手な人にこそ
学習のしやすさ:進めやすかったです
難易度:毎回きちんとやっていればいけそう
(※個人の感想です)